THETA360° 映像配信

所要時間:80 分

パートナープログラムを登録したら、本サービスで提供する THETA プラグイン をお手持ちの THETA に入れて、動かしてみましょう。

THETA 360° 映像配信をしない場合はスキップします。

THETA を開発モードにする

THETA を開発モードにすると、THETA が Android デバイスとして認識されるようになります。

  1. RICOH THETA パソコン用基本アプリ を開き、PC にアプリをダウンロードします
    • Windows をご利用の方は for Windows(R) のアプリをダウンロードします
    • Mac をご利用の方は for Mac のアプリをダウンロードします
  2. ダウンロードしたアプリをインストールし、アプリを起動します
  3. USB ケーブルで THETA と PC を接続します
  4. 基本アプリのメニューから[プラグイン]→[開発者モード]をクリックします
  5. 開発者モード設定について「ON」を選択し、「OK」をクリックします

THETA プラグインサンプルの作成

Android Studio のビルドと実行をすることで、THETA プラグインサンプルをお手持ちの THETA にインストールします。

  1. 事前に Android Studio をインストールしておきます
  2. USB ケーブルで THETA と PC を接続します
  3. PC に GitHub で公開されている android-sdk-samples のリポジトリをクローンします
  4. Android Studio を起動します
  5. 「Open」をクリックし、android-sdk-samples/ を開きます
  6. Gradle のアップデートを以下の画像のように催促されたら、Update Gradle のリンクをクリックしてアップデートします
  7. Gradle JDK のバージョンは Android がサポートする最新版にします
    • Android Studio のメニューから[File]→[Project Structure]をクリックします
    • Project Structure の「SDK Location」の「Gradle Settings」を開きます
    • Gradle JDK のバージョンを必要に応じてダウンロードして変更します
  8. local.propertiestheta-plugin/wearable-glasssetting-app の3箇所に作成します
    android-sdk-samples
     └─ android-device-samples
         └─ theta-plugin
             └─ local.properties    // 新規作成
                 ⋮
         └─ wearable-glass
             └─ local.properties    // 新規作成
                 ⋮
         └─ setting-app
             └─ local.properties    // 新規作成
                 ⋮
    • local.properties は以下のように作成します
      client_id=******...         // 取得した ClientID を記載
      client_secret=******...     // 取得した Secret を記載
      room_id=sample-room
      video_bitrate=10000
      initial_audio_mute=unmute
      client_id=******...         // 取得した ClientID を記載
      client_secret=******...     // 取得した Secret を記載
      room_id=sample-room
      video_bitrate=10000
      initial_audio_mute=unmute
      client_id=******...         // 取得した ClientID を記載
      client_secret=******...     // 取得した Secret を記載
      room_id=sample-room
      video_bitrate=10000
      initial_audio_mute=unmute
  9. メッセージの「Try again」か、Build ツールウィンドウのシンクロアイコンをクリックしてビルドします
  10. BUILD SUCCESSFUL の成功メッセージが出ると、「android-device-samples.theta-plugin」を含む 4 つの Configurations ができます
  11. Configurations を「android-device-samples.theta.plugin」、対象デバイスを「使用する THETA」に設定し、▶️ をクリックして実行します
    • 対象デバイスが「No Devices」となる場合は、開発者モードが設定できていないか、パートナープログラムが未登録の可能性があります
  12. BUILD SUCCESSFUL の成功メッセージが出ると成功です
    • 上記より「RICOH Live Streaming Client THETA Sender」という THETA サンプルプラグインが THETA にインストールされました
  13. 使用している THETA の機種によって以下リンク先の設定をします
    機種次の作業
    THETA Z1THETA Z1 の設定
    THETA XTHETA X の設定

THETA Z1 の設定

起動するプラグインを設定する

  1. パソコン用基本アプリを起動します
  2. パソコン用基本アプリのメニューから[プラグイン]→[プラグイン管理]をクリックします
  3. プラグイン 1 で「RICOH Live Streaming Client THETA Sender」を選択し、「OK」をクリックします

※「カメラ情報の取得に失敗しました」というエラーが出た場合は数回繰り返すとうまくいくことがあります。

アプリの権限を許可する

  1. 事前に Visor をインストールしておきます
  2. USB ケーブルで THETA と PC を接続します
  3. Visor を起動します
  4. ▶️ ボタンをクリックすると、THETA の Android 操作画面が表示されます
  5. Android 操作画面で下部から上方向にドラッグし、アプリメニューを表示します
  6. アプリメニューから[Settings]→[Apps]→[RICOH Live Streaming Client THETA Sender]→[Permissions]をクリックします
  7. カメラ、マイク、ストレージにチェックを ON にチェックします

インターネットの設定をする

THETA を無線 LAN クライアントモードでインターネットへ接続できるようにします。THETA を操作するにあたり以下の wifi 接続モードを使用します。

wifi 接続モード概要
アクセスポイントモード (AP)THETA とスマートフォンを wifi 接続するモードです。
スマートフォンで THETA を操作、設定するときに使用します。
ここではスマートフォンで無線クライアントモードで使用する THETA のインターネット設定をします。
無線 LAN
クライアント
モード (CL)
THETA がインターネットへ接続するモードです。
ここでは無線 LAN クライアントモードで 360° 映像配信をします。
  1. USB ケーブルで THETA と PC を接続していたら、取り外します
  2. THETA の電源を入れます
  3. スマートフォンに RICOH THETA スマートフォン用基本アプリをダウンロードします
    • Android をご利用の方は Google Play からアプリをインストールします
    • iOS をご利用の方は App Store からアプリをインストールします
  4. THETA の右側面の Wi-Fi ボタンを数回押して AP 表示へ変更し、アクセスポイントモードにします
  5. スマートフォンの wifi ネットワークから THETAYN********.OSC を選択し wifi 接続します
    • ******** 部分は THETA のシリアル番号の数字 8 桁です
    • THETA とスマートフォンの接続で使用するパスワードはこの数字 8 桁を使用します
  6. スマートフォン用基本アプリを起動します
  7. 無線 LAN クライアントモードで使用するインターネットの設定をします
    • スマートフォン用基本アプリの「撮影」をタップすると、THETA の登録画面が表示されます
    • 登録するカメラを確認し「登録」をタップすると、撮影画面が表示されます
    • 左上のボタンをタップし、撮影画面を閉じます
    • フッターの「設定」をタップします
    • 設定メニューから[無線 LAN クライアントモード]→[アクセスポイント設定]→[接続先を追加]をタップします
    • 以下を入力後、「完了」をタップします
      項目設定値
      名前SSID となるネットワーク名
      セキュリティWPA/WPA2 PSK
      パスワードネットワーク名に対するパスワード
  8. THETA の右側面の Wi-Fi ボタンを数回押して CL 表示へ変更し、無線 LAN クライアントモードにすると完了です
  9. 次は動作確認に移ります

※お困りの際は、RICOH THETA Z1 の 無線 LAN クライアントモードの手順をご確認ください。

THETA X の設定

インターネットの設定をする

THETA を無線 LAN クライアントモードで、インターネットへ接続できるようにします。

  1. THETA の電源を入れます
  2. カメラの撮影画面で上部から下方向にスワイプし、カメラ設定画面を表示します
  3. 画面をスクロールし、「クライアントモード」をタップします
  4. クライアントモードを ON にするのを「OK」にし、「ON」にチェックします
  5. ネットワークリストから、今回接続したいネットワークをタップします
  6. パスワードを入力します
  7. 右上の接続をタップし、接続に成功すると完了です
  8. 次は動作確認に移ります

※お困りの際は、RICOH THETA X の 無線 LAN クライアントモードの手順をご確認ください。

動作確認

THETA プラグインサンプルは RICOH Live Streaming Conference に 360° 映像を配信をするように作られています。360° 映像を確認する PC 環境を用意した後、THETA プラグインサンプルを起動し、360° 映像配信の動作確認をします。

PC 作業

  1. 事前に環境構築 / 動作確認に従って RICOH Live Streaming Conference の環境を用意しておきます
  2. バックエンドとフロントエンドのサーバーを起動した状態で、ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスします
  3. ルーム名を「sample-room」、ユーザ名は識別しやすいように「PC」などの名前を入力して「参加」をクリックします
    • 今回は local.propertiesroom_id=sample-room にしているため、映像を送信するルーム名が「sample-room」となります
  4. ブラウザの新規タブに、PC の拠点が表示されます
  5. ツールバーのカメラアイコンをクリックして カメラ ON、マイクアイコンをクリックしてマイク OFF にします
  6. この状態で、THETA 作業によって THETA 拠点が追加されるまで待機します

THETA 作業

  1. THETA の電源を入れます
  2. THETA プラグインを起動します
    THETA Z1THETA X
    • THETA Z1 の場合、USB ケーブルで PC を接続していたら取り外し、右側面にある Mode ボタンを長押しします
    • THETA X の場合、カメラの撮影画面の右側から左方向にスワイプし、「RICOH Live Streaming Client THETA Sender」をタップします
  3. シャッターボタンを長押しし、THETA プラグインサンプルの「RICOH Live Streaming Client THETA Sender」を開始します
    THETA Z1THETA X
  4. PC 側で THETA の拠点が追加され、360° 映像が流れると成功です
    • THETA 拠点をマウスでドラッグすると、視点をグリグリ変えることができます

※THETA Z1 のプラグイン起動の詳細は、RICOH THETA Z1 の手順をご確認ください。

※THETA X のプラグイン起動の詳細は、RICOH THETA X の手順をご確認ください。

※THETA V の無線 LAN クライアントモードは、RICOH THETA V の手順をご確認ください。

※THETA V のプラグイン起動は、RICOH THETA V の手順をご確認ください。

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