本文書では RICOH Live Streaming Conference の機能と利用方法について説明します。
詳細な API 仕様は RICOH Live Streaming Conference SDK API 仕様 を参照ください。
LSConf には ls-conf-sdk の create() で生成する Room と、 createPlayer() で生成する Player があります。
Room では RICOH Live Streaming Service に接続して通話を行うことができます。
| No. | コンポーネント名 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | LSConf | LSConf の iframe コンポーネントです。 この iframe の領域内で各コンポーネントの表示や操作を行います。 |
| 2 | SubView | 通話に参加している各参加者のカメラ映像や共有画面などを表示します。 詳細は後述の SubView の項目を参照ください。 |
| 3 | Toolbar | 通話中の各機能を利用できます。 詳細は後述の Toolbar の項目を参照ください。 |
また、WebRTC の接続が不安定なときは以下のようなインジケーターが表示されます。
| Room 入室時 | 通話中 |
|---|---|
![]() | ![]() |
Player では動画ファイルの URL を指定して動画を再生することができます。
| No. | コンポーネント名 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | LSConf | LSConf の iframe コンポーネントです。 この iframe の領域内で各コンポーネントの表示や操作を行います。 |
| 2 | SubView | 指定した動画ファイルを表示します。 詳細は後述の SubView の項目を参照ください。 |
| 3 | VideoControlBar | 動画の再生中の各機能を利用できます。 詳細は後述の VideoControlBar の項目を参照ください。 |
webm, mp4等)はブラウザの仕様に依存します
webm ファイルの再生をサポートしていない場合がありますhttps://conf.livestreaming.mw.smart-integration.ricoh.complayer.isHiddenVideoControlBar で変更可能)の場合、 最初にクリック画面が表示され、画面をタップすることで Player が表示されますLSConf では 3 種類の SubView の表示レイアウトがあります。
| Gallery | Presentation | FullScreen |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
Gallery レイアウトでは全ての SubView を均等なサイズで並べて表示します。
| SubView 数=4 | SubView 数=9 |
|---|---|
![]() | ![]() |
Presentation レイアウトでは特定の SubView を拡大表示します。
| SubView1 つを拡大表示(通常領域は縦並び) | SubView2 つを拡大表示(通常領域は縦並び) | SubView1 つを拡大表示(通常領域は横並び) | SubView2 つを拡大表示(通常領域は横並び) |
|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
defaultLayout が "presentation" の場合は以下の挙動となります
FullScreen レイアウトでは特定の SubView を全画面表示します。

defaultLayout が "fullscreen" の場合は以下の挙動となります
| 遷移元/遷移先 | Gallery | Presentation | FullScreen |
|---|---|---|---|
| Gallery | × | - SubView をダブルクリック - SubViewMenu から「拡大表示」を選択 | - SubViewMenu から「全画面表示」を選択 |
| Presentation | - SubViewMenu から「一覧表示」を選択 [拡大表示領域の SubView 数が 1 の場合] - 拡大表示領域の SubView をダブルクリック - 拡大表示領域の SubView が切断 | × | - SubViewMenu から「全画面表示」を選択 |
| FullScreen | [前のレイアウトが Gallery の場合] - SubViewMenu から「全画面解除」を選択 - 全画面表示中の SubView が切断 | [前のレイアウトが Presentation の場合] - SubViewMenu から「全画面解除」を選択 - 全画面表示中の SubView が切断 | × |
| No. | 名称 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | 表示名 | SubView の username が表示されます。 |
| 2 | 状態表示 | SubView の状態情報が表示されます。 ソースが画面共有 ソースが静止画 マイク OFF マイク ON(発話なし) マイク ON(発話中) |
| 3 | カメラミュート | SubView のカメラがミュートの場合に表示されます。 |
| 4 | 拡大ボタン | [ソースが 360 映像/静止画 または 拡大機能を有効にした場合のみ] SubView の映像を拡大します。 |
| 5 | 縮小ボタン | [ソースが 360 映像/静止画 または 拡大機能を有効にした場合のみ] SubView の映像を縮小します。 |
| 6 | 360 映像 | [ソースが 360 映像/静止画 の場合のみ] SubView のソースが 360 映像/静止画 で、表示領域の操作が可能であることを示します。 |
| 7 | 閉じるボタン | [ソースが 静止画 の場合のみ] SubView を非表示にします。 |
| 8 | メニューボタン | 後述の SubViewMenu が表示されます。 |
| 9 | 書き込みボタン | [書き込みボタンの表示を有効にした場合のみ] 映像に対してマーカーの書き込みの開始/停止を切り替えます。 Presentation レイアウトの通常表示領域の SubView には表示されません。 |
| 10 | 録画通知 | addRecordingMember により登録された参加者が、対象の SubView を録画中であることを表示します。 |
mousemove イベント(モバイルの場合はタップ)で再表示されますcreate 時の設定で一部ボタンの非表示のカスタマイズが可能thetaZoomMaxRange で変更可能)highlight の実行時に対象の SubView が一定時間(2 秒間)強調表示されます
FullScreenレイアウトでは 1 つの SubView しか表示されていないため、強調表示されませんFullScreenレイアウトは対象外ですsubView.enableAutoVideoReceiving のオプションで無効化できます)
strokeUpdated のイベントを addEventListener で登録することで取得可能です
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| 拡大表示 | [現在のレイアウトが Presentation 以外の場合] 対象の SubView を拡大表示した Presentation レイアウトに変更します。 [現在のレイアウトが Presentation の場合] 対象の SubView を拡大表示領域に移動します。 |
| 一覧表示 | レイアウトを Gallery に変更します。 |
| 全画面表示 | 対象の SubView を全画面表示した FullScreen レイアウトに変更します。 |
| 全画面解除 | 全画面表示を解除して元のレイアウトに変更します。 |
| ローカル録画開始 | 対象の SubView の ローカル録画(※1) を開始するための 録画設定ダイアログ を表示します。 一部のローカル録画非対応のブラウザ(※2)では表示されません。 Player時には表示されません。 |
| ローカル録画停止 | ローカル録画を停止して、録画ファイルをダウンロードします。 一部のローカル録画非対応のブラウザ(※2)では表示されません。 Player時には表示されません。 |
| 視点共有 | ボタン押下時に sharePoV のイベントで 360 映像の視点情報を渡します。 360 映像の SubView にのみ表示されます。デフォルトは非表示です。 |
| カスタムメニュー | CreateParameters.subView.menu.customItems で指定された SubViewMenuItem の targetSubView に対して label を表示します。未指定の場合は非表示です。addApplicationEventListener で SubViewMenuItem.type と callback を指定している場合、 メニュー押下時にイベントが発火します。 |
create 時の設定で一部ボタンの表示/非表示のカスタマイズが可能
| No. | 名称 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | MIME Type | ローカル録画の録画データの保存形式を選択します。 |
| 2 | Audio Mixing | ローカル録画の録画データに参加者全員の音声を含めるか、 対象のみの音声とするかを選択します。 |
| 3 | Audio Bitrate | ローカル録画の録画データの Audio Bitrate の値を選択します。 デフォルト値はブラウザの仕様に依存します。 |
| 4 | Video Bitrate | ローカル録画の録画データの Video Bitrate の値を選択します。 デフォルト値は 2.5Mbps です。 |
| 5 | キャンセルボタン | ローカル録画の開始をキャンセルしてダイアログを閉じます。 |
| 6 | 開始ボタン | 選択した設定でローカル録画を開始します。 |
MIME Typeの選択肢は以下の中から各ブラウザが対応している組み合わせのみが表示されます
Audio Mixingが Mix All の場合、参加者全員の音声が録画ファイルに含まれますAudio BitrateおよびVideo Bitrateの設定値が各ブラウザの対応する範囲を超える場合、各ブラウザにおける最大/最小の値となります