RICOH Live Streaming は高画質の映像をリアルタイムで配信するという、ライブの価値をコアとして提供しています。
しかし、ビジネスの現場 では、必ずしもライブで映像が確認されるわけではありません。参加できなかったメンバーが後から当時の状況を確認したり、報告資料として添付するなどの使い方が考えられます。
そのため録画は必須の機能です。しかし 360° 映像を含めた複数の映像を録画する場合、通常の方法では後から視点操作できないなどの問題が生じます。
そのため RIOCH Live Streaming では、後からでもライブと同等に当時の状況を追体験できるように、独自の録画・再生機能を提供しています。
RIOCH Live Streaming では保存方法として、単一拠点録画と合成録画、単一拠点映像・音声合成録画があります。
項目 | 単一拠点録画 | 合成録画 | 単一拠点映像・音声合成録画 |
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説明 | それぞれの拠点ごとの映像と音声を、複数の録画ファイルとして保存する | 選択した複数の拠点の映像と音声を合成した状態で、1 つの録画ファイルとして保存する | 選択した 1 つの拠点の映像と、全拠点の音声を合成した状態で、1 つの録画ファイルとして保存する |
再生方法 | RICOH Live Streaming の 再生プレイヤー を利用 | 一般的な再生プレイヤーを利用 | 一般的な再生プレイヤーを利用 |
360° 映像 | 操作可能 | 操作不可 | 操作不可 |
例えば単一拠点録画では、 3 拠点のビデオ会議の画面を録画した際、3 つの拠点ごとの録画ファイルができます。一方合成録画では、会議画面をキャプチャしたような 1 つの録画ファイルができます。
合成録画、および単一拠点映像・音声合成録画を利用すると、一般的な再生プレイヤーで録画ファイルを閲覧できます。しかし後から 360° 映像の視点操作はできません。
単一拠点録画を利用すると、一般的な再生プレイヤーで、複数の拠点の録画ファイルを同時に閲覧はできません。
そのかわり、RICOH Live Straming の再生プレイヤーを利用することで、同時閲覧に加えて、後から 360° 映像の視点を操作して見たいように見ることができます。
これにより、まるでリアルタイムにその映像を閲覧していたかのように、当時の状況を追体験できます。
RIOCH Live Streaming では保存先として、AWS S3 バケットに保存するクラウド録画と、実行した端末に保存するローカル録画があります。
項目 | クラウド録画 | ローカル録画 |
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保存先 | クラウド(AWS S3 バケット) | 録画を実行した端末 |
録画の種類 | 単一拠点録画 / 合成録画 | 単一拠点録画 / 単一拠点映像・音声合成録画 |
録画機能の実装方法は、クラウド録画 開発ガイドをご確認ください。
再生機能の実装方法は、再生プレイヤー 開発ガイドをご確認ください。
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