RICOH Live Streaming Client SDK アプリケーション開発者ガイド

はじめに

本文書は Live Streaming API に接続するためのクライアント機能を提供する SDK である Client SDK を用いたアプリケーションの開発者向けに SDK の使い方を解説する文書である。本文書は本 SDK のインターフェース仕様書や利用方法について記載する。

用語定義

本文書で使用する用語の定義を行う。

ClientApp

本 SDK を利用するアプリケーション。Windows アプリ、Android アプリ、ブラウザアプリ等。

Server

Live Streaming API のサーバー。

Metadata

付加情報。Metadata には Connection 毎に設定可能な Connection Metadata と、Track 毎に設定可能な Track Metadata がある。

提供クラス

Client

Live Streaming API のクライアント機能を提供するクラス。

Track

Live Streaming API のクライアント機能で主に映像、音声機能を提供するクラス。

データモデル

本 SDK のデータモデルを記載する。

データモデル

インターフェース仕様

RICOH Live Streaming Client SDK API 外部仕様

Metadata

Metadata の仕様と利用方法を記載する。

利用シーン

Connection Metadata は本 SDK 利用者側の ID などとの紐付けや、映像への拠点名表示に利用することができる。ただし、暗号化されないためメールアドレス等の個人情報は非推奨。

Track Metadata は音声や映像の種類の特定などに利用することができる。

利用方法

Metadata はClient.connect()で指定することで設定することができる。 Connection Metadata は他の参加者に対してaddremoteconnectionイベントによって共有される。 Track Metadata は他の参加者に対してaddRemoteTrackイベントによって共有される。

一部 Metadata は特定の意味を表す。 RICOH Live Streaming Conference で特定の意味を表す Metadata はこちら

エラー

RICOH Live Streaming Client SDK エラー仕様

シーケンス

本 SDK を使用した想定シーケンスを記載する。

接続~切断

接続~切断

Content Security Policy (CSP)

ClientApp に CSP を適用する場合は、Web サーバレスポンスの Content-Security-Policy HTTP ヘッダーに下記のポリシーディレクティブをマージしてください。

connect-src wss://signaling.livestreaming.mw.smart-integration.ricoh.com
media-src mediastream:

Dev 環境を利用する場合、Dev 環境の URL も合わせて指定する必要があります

障害発生時のお問い合わせについて

接続できない、異常切断される、映像または音声が出力されない等の障害が生じた場合、以下の方法で得られた出力結果(テキスト)を添付してサポート窓口にお問い合わせください。

  • Web 版では、以下の API およびエラーイベントの情報の出力結果をお送りください。Report 系の API は error イベントハンドラで実行して下さい。
    • getHeadReport
    • getTailReport
    • getStatsReport
    • エラーイベントの情報
      client.addEventListener('error', (e) => {
        console.log(e.toReportString());
      });
  • Android 版および Windows 版ではログ出力結果をお送りください。

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